お墓は、素材・加工・施工・アフターケア
墓石の価格は、原産地・採掘量(歩留まり)・石材使用量・加工難易度・輸送コストなどによって大きく変わってきます。
私たちが考える良い墓石の条件とは、まず厳選された素材であること。その次に確認作業と正確な加工です。この三拍子が揃ってはじめて良い墓石と呼べるのです。
そして、忘れてはならないのが信頼のおける施工です。どんなに立派な墓石でも、現場での施工が悪ければなにもなりません。これは、家を建てる時とよく似ていますね。どんなに立派なデザイン・素材を使っても結局建てる方の腕次第でよい家・悪い家と決まってしまうのです。
私たちは、墓石の素材・加工・施工・アフターケアにこだわりを持ち、一件一件自らのお墓を建てる気持ちで仕事に挑んでいます。 ですから当社では、製品ではなく『作品』と呼んでおります。
極端に安い墓石は要注意です!
生前墓の需要が増えてきているとはいえ、まだまだお墓を買うときは亡くなってからというのが現状です。
その場合、葬儀後ということもあり価格的に安いものを選んでしまいがちですが、極端に安い墓石には注意すべきです。
石には、非常にわかりにくい色むらなどがあり、時間の経過とともにその部分の目立ちやひび割れなどといったことが起こることがあるからです。現実に、通常墓石としては使わずに捨てられる石を新しい石目・変わった模様などとアピールして販売している石材店もあります。
また、雑な加工・確認作業・施工を行っていることが多くアフターケアもありません。
墓石は、永代のものですので価格に注目して決めるのではなく、長年のお付き合いができるような信頼のできる石材店にご相談ください。
墓相について
もともと墓相は中国古代からの占術で、家相・人相・名相・印相などともに五術の占いの一つであったと言われています。
当時の墓相は「墓地としての吉凶を占い、土地を選定する」ことにありましたが、時代の経過とともに墓地の吉凶がそのまま家族子孫の吉凶につながるという考えた方に変異してきました。
現代における墓相の基本的な考えは「墓は家の根である」ということです。『根があってこそ幹も枝も葉も成長してゆける』したがって、人や家の運、不運あるいは吉凶は、先祖供養のやり方の良し悪しによって影響されるものだという考え方です。
このような考え方が、お墓の方向、形態、石質、石色などを含む墓相的統計手法として定着し、様々な流れを形成しました。
しかし、最近では商業主義的色彩が露骨であったり、自社の特定の商品を売らんがための一種の方便であったりする場合もあり、墓相に対する批判も多く見られます。
ただ、迷信や偏見といった言葉では片付けられないことがあるのもまた事実であり、結局のところ「墓相により吉凶が決まるのではなく、建立後の供養活動(参拝や清掃)により、その人自身や家族の心のあり方に影響を及ぼし、家族の吉凶として現れてくる」のだと考えられます。
良いお墓とは・・・
故人のことを思いやり、親や先祖に対する敬いや感謝、供養の心で造られたもの。お墓参りが気軽にできるしたくなるお墓が良いお墓といわれるのでしょう。